餓狼伝6巻

昨日読み始めて今日読み終わった   6巻はわりとサクサク読めた気がするな

 

思い出しながら書いているので前後関係がばらばらになるけど

 

北辰館トーナメント始まりましたね   板垣版だと全試合ちゃんと描かれたから読むのカロリー必要だったけど原作だと二試合目まるまるカットとかで笑っちゃった   姫川勉の4秒、後世まで語り継ごう(なんで?)

 

原作だと藤巻と長田がすごい仲良いというかそういう感じなんですね

藤巻、板垣版だとキャラ立ち激しいけど原作だと「普通の男」の枠を逸脱してなくてそこは小説と漫画の違いかなあと思う。姫川もそーだしね おもしろいです

漫画版だと姫川が「姫さま〜〜!」て呼ばれてるの見ていやそれはちゃうくない?て笑っちゃったしアイドルに対してみたいな黄色い歓声が多いイメージあったけど(どうでもいいけど漫画読んでたときは氷川きよしみたいだなこいつと思ってた)、原作だとあくまで「姫川勉」っていう名前だけが先行しているみたいな感じになってなくてそれはそれで小説の魅せ方だなあと思った、そういうのが好き

姫川に限らず漫画版だと「姫川勉」という名前の器にいろんなものが注がれてる感じがするけど、原作だとまず「こういう男」がいて、それに姫川勉という名前がついている、みたいな印象受けるよね   そういうのが漫画と小説の違いなのかと思っている

 

 

あと準決勝?の長田の「長田弘という男にプロレスが付随しているのだ」みたいな文章のあたり、すごく面白かったし納得できたな。格闘技っていう枠をこえて何にでも言えるし全部は属性でそれが全てということが何においてもないということ、面白いなあと思った。

 

あと姫川と藤巻の試合前夜の会話、板垣版と原作での展開の違いは少し好き

板垣版で藤巻が煽ったあとの姫川の表情が死ぬほどウケるからそこは板垣うまいなあと思った、あと漫画版だと藤巻が蹴り入れてるのも「板垣恵介の藤巻十三」感がしていいよね

そういうのも原作読まないとわかんないから面白い   文章自体も面白いけど文章追いながら漫画を思い出す瞬間がいちばん楽しいな

 

 

とりあえずおわり   次続けて7巻よみま〜す

 

 

 

餓狼伝1〜5巻読了

備忘録代わりに思ったことを書いていきます

 

・今のとこ

板垣版コミカライズ読了

(谷口ジロー版は未読)

(姫川勉が好きになったもののあまりにも本編が消化不良に感じたのでどうせ暇だったし原作読むことにした)

 

 

原作の5巻まで読んだ←ここ

 

 

 

当然のごとくネタバレがあります

 

プロレスについてあんまり知らないんですけどリングをキャンバスって言ったり血の小便という言い回しはプロレスだと有名なのかな?血の小便はバキで猪狩が言ってたのをやたら覚えてる

 

あと基本的に容姿とか性格についての違いはあんまり感じないけど強いていうなら涼二の見た目のイメージが少し違うということと(これはもしこの少年があの世界で生きていたら、の違いかもしれないから全然納得できる)別の人が以前言ってるのを見てやたら納得したけど丹波のキャラが結構違うこと  原作の丹波はコミカライズ版よりアダルトというか、大人の色気みたいなのがありますね   妙に気だるげなところがかっこいいところとか   そういうところも丹波の魅力だと思う

 

あと文章自体については読みやすい、1〜2巻は特にサクサク読めるし続刊だからそこだけど文体自体で勧めにくいことはないかなと思った

ただ夢枕獏の特徴なのかもしらんけど前後関係がいつの間にかごちゃごちゃになってることが少しあるなと感じる、でもこれくらいなら文章の個性かなという感じ

これは個人の趣味ですけど「ぼく」「おれ」など一人称が平仮名なの好き

コミカライズの姫川勉は一人称「わたし」で統一ですが原作だと「ぼく」(松尾象山の前では「わたし」)なのめちゃくちゃぐっときてしまった   丹波の「おれ」も好き

 

あと全体通してだけど姫川がめちゃくちゃ出るのびっくりした、コミカライズだと丹波巽松尾を中心としてその次くらいのポジションくらいに感じてたけど原作だと松尾とは違ったかたちで色々動くキャラだなあと思ってすごい楽しい、もともと姫川が知りたくて読み始めてたから

美形だし(関係ある?)キャラクターとして柔軟(巽とか松尾みたいに収まるところがないというか)だから動かしやすいのかなあと思った、そのへんはしらんけど   「女のような長髪」「長身の男であった」「桜の花びらのような微笑を浮かべていた」このへんすでに30回は目にした気がする

コミカライズだと13巻で出てきた姫川と冴子のセックス、原作だと1巻で早速出てるの笑ったし1巻のうちに2回出てきたの笑っちゃった

 

でもコミカライズだとやっぱ消化不良だったんだなというのは薄々感じてる、やっぱ文章と漫画だと労力に相対して描写できる情報量が圧倒的なまで開いてるからコミカライズで違って描かれてるところは板垣が漫画として面白くしようとした結果なのかなと思ってるから原作読んでも不満とかは全然ない   まあ原作読んだほうが面白いのはマジやけど

 

 

今のとこ思い出せるのここまで、全部まとめて書いたから多分いろいろ抜けてる、思い出したらまた書きます   バキとか餓狼伝の真面目な考察とかもここに書くか〜