餓狼伝1〜5巻読了

備忘録代わりに思ったことを書いていきます

 

・今のとこ

板垣版コミカライズ読了

(谷口ジロー版は未読)

(姫川勉が好きになったもののあまりにも本編が消化不良に感じたのでどうせ暇だったし原作読むことにした)

 

 

原作の5巻まで読んだ←ここ

 

 

 

当然のごとくネタバレがあります

 

プロレスについてあんまり知らないんですけどリングをキャンバスって言ったり血の小便という言い回しはプロレスだと有名なのかな?血の小便はバキで猪狩が言ってたのをやたら覚えてる

 

あと基本的に容姿とか性格についての違いはあんまり感じないけど強いていうなら涼二の見た目のイメージが少し違うということと(これはもしこの少年があの世界で生きていたら、の違いかもしれないから全然納得できる)別の人が以前言ってるのを見てやたら納得したけど丹波のキャラが結構違うこと  原作の丹波はコミカライズ版よりアダルトというか、大人の色気みたいなのがありますね   妙に気だるげなところがかっこいいところとか   そういうところも丹波の魅力だと思う

 

あと文章自体については読みやすい、1〜2巻は特にサクサク読めるし続刊だからそこだけど文体自体で勧めにくいことはないかなと思った

ただ夢枕獏の特徴なのかもしらんけど前後関係がいつの間にかごちゃごちゃになってることが少しあるなと感じる、でもこれくらいなら文章の個性かなという感じ

これは個人の趣味ですけど「ぼく」「おれ」など一人称が平仮名なの好き

コミカライズの姫川勉は一人称「わたし」で統一ですが原作だと「ぼく」(松尾象山の前では「わたし」)なのめちゃくちゃぐっときてしまった   丹波の「おれ」も好き

 

あと全体通してだけど姫川がめちゃくちゃ出るのびっくりした、コミカライズだと丹波巽松尾を中心としてその次くらいのポジションくらいに感じてたけど原作だと松尾とは違ったかたちで色々動くキャラだなあと思ってすごい楽しい、もともと姫川が知りたくて読み始めてたから

美形だし(関係ある?)キャラクターとして柔軟(巽とか松尾みたいに収まるところがないというか)だから動かしやすいのかなあと思った、そのへんはしらんけど   「女のような長髪」「長身の男であった」「桜の花びらのような微笑を浮かべていた」このへんすでに30回は目にした気がする

コミカライズだと13巻で出てきた姫川と冴子のセックス、原作だと1巻で早速出てるの笑ったし1巻のうちに2回出てきたの笑っちゃった

 

でもコミカライズだとやっぱ消化不良だったんだなというのは薄々感じてる、やっぱ文章と漫画だと労力に相対して描写できる情報量が圧倒的なまで開いてるからコミカライズで違って描かれてるところは板垣が漫画として面白くしようとした結果なのかなと思ってるから原作読んでも不満とかは全然ない   まあ原作読んだほうが面白いのはマジやけど

 

 

今のとこ思い出せるのここまで、全部まとめて書いたから多分いろいろ抜けてる、思い出したらまた書きます   バキとか餓狼伝の真面目な考察とかもここに書くか〜